ドッグホテル利用前のワクチン確認ガイド|必要な予防接種と証明書の準備方法
POSTED.2026.05.16
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30秒でわかる要点
ドッグホテル利用に必要なワクチンは「混合ワクチン(最終接種から1年以内)・狂犬病ワクチン(年1回法定義務)」の2種類が基本です。施設によってはボルデテラワクチン・ノミダニ予防薬の確認が必要な場合もあります。接種から2週間以内は免疫が安定しないため、預ける日の2週間以上前に接種を完了させてください。
「ワクチン証明書を持参し忘れて入室できなかった」——事前確認が全て
「予約して当日行ったら、ワクチン証明書がないと言われて入室できなかった」——こういったトラブルは実際に起きています。
ドッグホテルでは複数の犬が共同生活をするため、一頭が感染症を持ち込むと施設内の全頭に影響します。ワクチン確認は施設の「義務」であり、他のお客様の犬を守るための重要な仕組みです。
「うちの子は健康だから大丈夫でしょ」という考えではなく、ワクチン接種はドッグホテル利用の最低条件として事前に準備してください。
ドッグホテル利用に必要な基本ワクチン
①混合ワクチン(必須)
何を予防するワクチンか:| 対象疾患 | 症状・特徴 |
|---|---|
| 犬ジステンパー | 神経症状・高い致死率。感染力が非常に強い |
| 犬パルボウイルス腸炎 | 激しい下痢・嘔吐・脱水。子犬に特に危険 |
| 犬伝染性肝炎 | 肝臓の炎症・出血傾向 |
| アデノウイルス2型感染症 | 呼吸器症状 |
| 犬パラインフルエンザ | ケンネルコフの原因の一つ |
| 犬レプトスピラ(7種・8種に含む) | 人獣共通感染症。水周りでの感染リスク |
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 5種混合 | 主要疾患をカバー。最も一般的 |
| 7種混合 | 5種+レプトスピラ2型を追加 |
| 8種混合 | 7種+レプトスピラ1型を追加 |
- 子犬(初回接種): 生後6〜8週齢から3〜4週間おきに2〜3回のシリーズ接種。最終接種後に免疫が完成
- 成犬(ブースター接種): 毎年1回の追加接種で免疫を維持
②狂犬病ワクチン(法律で義務づけられた接種)
法的位置づけ: 狂犬病は致死率ほぼ100%の感染症で、日本では狂犬病予防法によって犬の毎年1回の接種と市区町村への登録が義務づけられています。 接種時期:- 毎年4〜6月に各自治体が行う集合注射、または動物病院での個別接種
- 生後91日以上の犬は接種義務あり
| 書類 | 入手先 |
|---|---|
| 狂犬病予防注射済票 | 自治体への届出後に発行される金属製の鑑札 |
| 予防接種証明書 | 動物病院から発行 |
施設によって追加で求められるワクチン・予防
③ボルデテラワクチン(ケンネルコフ予防)
何のためのワクチンか: 「ケンネルコフ(犬舎咳)」と呼ばれる、犬の集団環境で特に感染しやすい呼吸器疾患を予防します。原因となる病原体(ボルデテラ菌・犬アデノウイルス2型・犬パラインフルエンザ等)への予防接種で、多頭施設での感染拡大リスクを下げます。
接種形式:- 注射型(皮下接種)
- 点鼻型(鼻腔内スプレー)
一部のドッグホテルでは入室条件としてボルデテラワクチン接種を必須としています。予約前に施設に確認してください。
④ノミ・ダニ予防薬の投与確認
なぜ確認するか: ノミ・ダニは一頭から複数頭への感染が容易で、施設内に広がると深刻な問題になります。 確認される内容:- 月1回の予防薬(フロントライン・ネクスガード・ブラベクト等)の使用状況
- 最終投与日が1ヶ月以内かどうか
「定期的に予防薬を使用している」ことの確認書または飼い主の申告を求める施設があります。
ワクチン証明書の準備で困ったときの対処法
証明書を紛失した場合
かかりつけの動物病院に連絡すると、ワクチン接種履歴の確認・再発行が可能です。多くの動物病院で電子記録を保管しているため、過去の接種日を確認できます。
最近引越した・動物病院を変えた場合
以前の動物病院から記録を取り寄せるか、新しい動物病院で最新のワクチン接種を受けて証明書を発行してもらいます。
接種期限が迫っている場合
ドッグホテルを利用する予定がある場合、接種期限が近づいたら余裕を持って2〜4週間前に接種することをお勧めします。理由は下記の「接種タイミングの注意」を参照。
ワクチン接種のタイミングに注意
接種直後(24〜48時間)は副反応に注意
ワクチン接種直後は免疫反応が起きており、一時的な体調変化(発熱・元気消失・食欲減退・注射部位の腫れ)が起きることがあります。接種から24〜48時間は安静にさせて、体調を観察してください。
接種から2週間は免疫が安定しない
ワクチン接種後、十分な免疫が形成されるまでに約2週間かかります。接種から2週間以内に多頭環境に入ると、まだ免疫が安定していないため感染リスクが下がりません。
推奨タイミング:| 接種から | ドッグホテル利用の可否 |
|---|---|
| 24時間以内 | 利用しない(副反応の観察期間) |
| 2〜14日 | 避けることを推奨(免疫形成中) |
| 2週間以降 | 利用可 |
よくある質問(FAQ)
Q. 子犬のワクチンシリーズが完了していません。預けられますか? A. ほとんどのドッグホテルでは、ワクチンシリーズが完了していない子犬の受け入れは行っていません。シリーズ完了後(最終接種から2週間以降)に予約してください。 Q. 毎年の接種を1年以上忘れていました。今から接種しても大丈夫ですか? A. 大丈夫です。かかりつけ医に「以前の接種記録と空白期間を伝えた上で接種する」ことで対応可能です。接種後2週間は多頭環境を避けてください。 Q. 3種混合ワクチンしか受けていません(5種ではない)。問題ありますか? A. 施設によって要求するワクチンの種数が異なります。「5種以上が必要」とする施設の場合は再接種が必要になることがあります。予約前にVitaにご確認ください。 Q. フィラリア予防は必要ですか? A. フィラリア予防は蚊による感染症予防で、ドッグホテルの必須条件としている施設は少ないです。ただし屋外活動がある施設では蚊との接触もあるため、シーズン中(5〜11月頃)のフィラリア予防を推奨します。まとめ:ワクチン確認チェックリスト
ドッグホテルを利用する前の確認リスト:
- [ ] 混合ワクチンの最終接種日が1年以内か
- [ ] 狂犬病ワクチンの最終接種日が1年以内か
- [ ] ワクチン証明書の原本を手元に用意したか
- [ ] ノミ・ダニ予防薬の最終投与が1ヶ月以内か
- [ ] 預ける日の2週間以上前に接種が完了しているか
- [ ] 施設がボルデテラワクチンを必要とするか確認したか
ワクチン準備に不安がある場合は、かかりつけ動物病院に「ドッグホテルを利用したい」と伝えれば適切なアドバイスをもらえます。Vitaでも入場条件についての相談を受け付けています。
👉 [Vitaドッグホテル入場条件の確認・予約はこちら](https://dogtraining-agpon.com/)


