犬たちの最期を見おくる、ということ。|軽井沢犬のほいくえんVita(ヴィータ)

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犬たちの最期を見おくる、ということ。

POSTED.2023.02.21

休みの日に本を読むことが多い阿部です。
中軽井沢にツタヤさんの施設が出来ますが、犬の本はセレクトさせて頂きたいくらい犬の本も読んでいます。

最近は佐久の新店舗準備で読んでいませんでしたが、
Webマガジンの「犬曰く」で紹介されていた「おやすみリリィ」という本に泣かされました。
 
色々と考えさせられる本でしたので、Amazonより翻訳者のあとがきを引用させていただきました。

 


その日が来ることを、ぼくは認めたくなかった――

老犬を、見おくる、ということ。

たくさん泣いたあと、心の温度が3度上がる本。

12歳のダックスフント、リリーと二人暮らしのぼく。
ある日、ぼくはリリーの頭に小さなタコが張りついていることに気付く。
その日から、あたりまえの日常は終わりをつげ、帽子のような“それ”とリリーとの奇妙な生活が始まる。
日に日に弱ってゆくリリーのそばで、ぼくは彼女を守ることを誓う。
でも、本当はわかっていた。
その日が来ることを、ぼくは認めたくなかったのだ――

いきなり白状しよう。
小説の翻訳の仕事をはじめて二十年近くになるが、訳出作業の途中で涙がこぼれたことは二回しかない。
一回目は、エラリー・クイーンによる名探偵ドルリー・レーン四部作の最終作『レーン最後の事件』のラストを訳していたとき。
そして二回目は、この『おやすみ、リリー』だ。
どの場面だったかは、あえて書くまい。実は何か所がある。
悲しいというより、命の尊厳、そして生きることにまつわる真実の核心に突きあたった気がして、涙が止まらなくなった。
犬も猫も飼ったことのない自分がそんなふうになるなんて、まったく思ってもみなかった。
そういう作品、自分にとって記念すべき作品を訳す機会が久々に訪れ、日本の皆さんに広く紹介できることをうれしく思っている。


(訳者あとがきより)

 

 

犬の保育園でお預かりしているワンちゃん達の中にも、パピーで出会った子がシニア年代になってきている子たちがいたり、虹の橋を渡ってお空に先に行っている子たちがいたり、お別れはいつも悲しいのですが、命の大切さや様々なことを教えてくれた1頭1頭のワンちゃん達を時に思い出しながら、目の前の子たちに真剣に関わっていきスタッフ達の指導もしていきたいと改めて考えさせられました。

 
私たちVitaとしても、シニア年代のワンちゃんたちと飼い主様のサポートが出来ないかという課題は出てきています。ペットシッターのシニアのお世話が増えてきており、シッタースタッフが出張することが増えてきています。

 

ドッグホテルでは馴れている子でも体調を崩してしまうケースも多く、おすすめとしては、地元の馴れている動物病院や馴れているスタッフさんがいるドッグホテルなどに預けられるのがワンちゃん達にとっては良いかと思うのですが、観光地でもある軽井沢なのでご要望は多いです。新規のシニアのワンちゃんは健康状態を見ながら、飼い主様とご相談させていただき、ご納得の上でのご利用をお願いしております。軽井沢近隣にお住いの飼い主様には、馴れさせる時間を作ってあげてくださいね。とお伝えしておりました。

 

シッターサービスは競合店舗が増えており辞めることも一時検討したのですが、シニアでお泊りが難しいワンちゃんが増えていくことも想定してサービスを継続できる体制をとって行きたいと考えております。

 

阿部自身も犬の仕事をはじめた当初は、保護犬のシニアの子を見おくってきた経験や本は10冊以上読んだことやセミナー参加はありますが、シニア犬の経験の面では、シニアのワンちゃんを専業としている専門家の方たちと比べるとまだまだ経験不足ではあります。
西軽井沢にはドッグハウスダディさんは老犬ホームで経験も知識も豊富ですので、シニアの子で長期で預けなければならないケースなどは相談にのってもらえるかと思います。

 

Vitaスタッフの秋山は、自身のワンちゃんの経験とこれまで資格取得で学んできた知識をフル活用してシッター業務にあたってくれており、飼い主さまから信頼していただけているようです。シッター業務は飼い主さまとの相性が最終的には決め手になってきますので、Vitaのスタッフばかりではなく、地域のシッターさんに頼って見られるのも良いかと思います。
 

休みの日もワンちゃん達のことが頭から離れることはありません。
「さよならリリィ」
飼い主さまばかりではなく、命と向き合う職業の方には良い本だと思いました。
スタッフ達にも読んでもらいたいので5冊購入いたしました。
もし読みたい飼い主さまがいらっしゃいましたら、スタッフにお声がけください。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。
 

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